空き家の状態
空き家を放置するとどうなる?
所有者が知っておきたいこと
使わない建物も、時間とともに状態が変わります。放置は避けながら、片付け・リフォーム・解体を先に決めず、保有するか売却するかを整理します。
建物の劣化や周辺への影響が進む前に、定期的な現況確認が必要です。一方、維持が難しいからといって大きな費用を先に掛ける必要があるとは限りません。今後保有しない可能性があるなら、現況のまま売却可能性を確認する方法もあります。
放置で確認したい変化
- 雨漏り、屋根、外壁、建具等の建物劣化
- 雑草や樹木の繁茂、害虫等の衛生面
- 侵入や火災等の防犯・安全面
- 部材の飛散、倒壊のおそれ、近隣への影響
- 管理不全空家等・特定空家等に関する行政からの連絡
一度の外観確認だけで内部の状態まで判断できません。遠方に住んでいる場合も、連絡先や現況確認の方法を決めておくことが重要です。
管理不全空家等になる前に
空家法では、適切な管理が行われず、そのまま放置すれば特定空家等になるおそれがある状態を「管理不全空家等」としています。空き家であるだけで自動的に該当するものではなく、個別の状態を自治体が確認します。
費用を掛ける前に、出口を考える
保有を続けるなら、状態に応じた点検や必要な管理を考えます。売却を考えるなら、片付け、リフォーム、解体を先に発注する前に、そのまま住宅として価格が付く可能性を確認します。
菊田幸彦の実務経験
中古戸建の買取査定では、建物の傷みや残置物があっても、まず現況で価格を検討することがあります。売主側で先に工事をするより、その状態のまま確認した方が話が早いケースもあります。
