費用を掛ける前に
空き家は片付け・リフォーム・解体してから売るべき?
現況のまま考える方法
売却前に、片付け・リフォーム・解体を必ず済ませる必要があるとは限りません。まず、その状態のまま住宅として価格が付く可能性を見ます。
中古戸建は、古さ、傷み、残置物、リフォームの必要性を含めた現況のまま価格を検討できるケースがあります。先に費用を掛け、その費用を売却価格で回収できるとは限りません。
先に支払いが発生しやすいこと
- 家具・家電等の残置物撤去
- ハウスクリーニング
- 内外装や設備のリフォーム
- 建物の解体
- 庭木や庭石等の処分
どれも物件によって必要になることはあります。ただし、実施してからでなければ査定できないとは限りません。片付ければ査定額が上がる、直せば高く売れる、解体すれば有利になると一律には言えません。
考える順序を変える
1
売却を考える
保有を続けるか迷っている段階でも、今後の選択肢を分ける。
2
現在状態を見る
建物、残置物、土地、接道、法的条件を分かる範囲で確認する。
3
現況で価格を見る
作業費を先払いせず、その状態を前提に価格と条件を検討する。
4
必要な作業を決める
価格と取引条件が見えてから、本当に必要なことだけを整理する。
買う側は、取得後の費用も見ている
中古戸建買取の中には、取得後に必要な片付け、修繕、リフォームを行い、住宅として再流通させる事業者もあります。その場合、買う側は現況と取得後の費用を合わせて価格を考えます。売主側で完成状態まで直しておくことが前提ではないケースがあります。
菊田幸彦の実務経験
私が中古戸建を査定するときは、古さや傷みだけで土地値と決めず、建物、土地、道路、修繕可能性、再販可能性を重ねて見ます。残置物が多い場合も、その量と処理条件を確認して価格を検討することがあります。
建物を残すか壊すかも、先に固定しない
建物状態、再建築条件、解体費、税、買い手の事業計画により判断は変わります。古い、汚れている、傷んでいるという理由だけで、すぐ解体へ結びつけません。
